2012年5月30日水曜日

青胡桃


 鬼胡桃を庭に捨てたのが去年の11月だっただろう。
いつの間にか丈50センチ程に、伸びていた。
この胡桃の栄養分だけで、どれだけ伸びるのだろうか。
引き抜いても、種から出た幼木はしっかりと立っている。
りっぱな胡桃の葉をつけた幼木は、可愛そうだけど庭に置いて置く訳にはいかず引き抜いた。
今朝、テレビで胡桃やアーモンド等のナッツ類の良さを説明していた。
川のふちの青胡桃の樹は今年も実をつけるだろうか。




夏の季語;青胡桃

2012年5月26日土曜日

田水張る


ようやく田んぼに水が入り始めた。
いっせいにという訳ではない。あちらこちらと順番があるように見える。
又、全部の田が一度に水を引くと、すぐに途中で途絶えてしまうだろう。
水は、よく耕された土に吸われながら田を覆っていった。
半日か一日かけて満たされていくようだ。



ゆっくりと潮満ちるごと田水張る    茜



夏の季語;田水張る

2012年5月24日木曜日

ノビル


春先から長い葉を出していたが、このところ
土手にたくさんの白い三角帽子が立っている。
草丈50センチにもなり、
花茎の先に「むかご」をつけているようだ。
(写真上の方の小さな白い三角です)

ノビルは初夏に花茎を出して頂端に花をつける。
花には2つの形態があり、花を付け、その後にむかごを作るものと、花を形成せず、むかごだけをつくるものがある。
花を付けるものは少なく、花後に形成するむかごも数が少ない。
収穫したノビルは、小さな「むかご」のようで、それを撒き散らして繁殖するようには見えなかった。
少し硬くなっている球根は、味噌をつけていただいた。
友人は長いノビルの花茎を花瓶に生けたそうだ。




強固なるノビルの花茎夏兆す   茜



春の季語;ノビル  



2012年5月21日月曜日

小判草



小判草と姫小判草です。
姫小判草は別名「鈴茅(すずがや)」。

「小判草」は時間とともに黄金色になり、
名前の由来そのものです。

「姫小判草」は、小さく目立たない草ですが、
風に揺れて鈴をふるように見えます。
何気ない道端の草の美しさです。



さりげなく風の揺らせる小判草   茜


夏の季語;小判草 


2012年5月19日土曜日

ひょんの実  3


ひょんの実です。
先日の葉の虫瘤が、もう成長してこんなに
りっぱに(!)実になっていました。
葉と同じ色で、容易に見分けはつきませんが、
頑張って目を凝らすとやっとわかりました。
すると、
ここにも、あそこにもと、たくさん見つけました。
勿論、穴はまだ開いておらず
木質化してもいませんでした。
秋になるころには、堅く木質化して、幹の色と
同じになるのでしょう。

試しに一つ割ってみると、中は全くの空洞で
内側には、張り付いている小さな2ミリくらいの
白い虫が4、5匹居ただけでした。
風船のような感じでした。・・以上報告




2012年5月16日水曜日

ホワイトアスパラガス


白アスパラガスが、ドイツから届きました。
ドイツでは今が旬のアスパラガスです。
お皿の大きさが直径25センチですから、その長さがわかるでしょう。
太さも直径3センチ程ありました。

硬い皮をピーラーで剥き、お湯にその皮ごと入れて、
塩   一つまみ
砂糖  一つまみ
レモン ひと絞り
を入れて沸騰してから5分茹で、
冷めるまでそのままにしておきます。

皿の上で切り分けて頂きます。
たっぷりのスープごと食べているような美味しさ。
特別なソースは要らない味、
いくらでも食べられるようでした。

2012年5月13日日曜日

キングサリ


別名「黄花藤」ともいいます。
ヨーロッパ原産で、明治時代に渡来したようです。

我が家の庭にアーチ型を作って咲いている。
下を通るとよい香りがして、ミツバチが来ていた。
一房は25~30センチほどあり、毎年増えて
いるようだ。


春の季語;藤

2012年5月10日木曜日

ひょんの葉


これは蚊母樹(イスノキ)の葉です。
先日、ひょんの実を載せましたが、これが葉です。
この葉に、アブラムシがもう巣食い始めたのでしょう。
瘤になっています。
秋 これが大きくなって「ひょんの実」になるのです。
この生垣をみると、たくさん瘤がみえましたから、
いったい幾つの「ひょんの実」が出来るのでしょう。
一見、病気になった葉、気持ち悪い葉と思われる方も
いらっしゃるかもしれませんが、
自然とは、そんなものです。
動植物の生存競争の社会ですから。




夏の季語;若葉

2012年5月6日日曜日

筍(たけのこ)


大きな筍を頂きました。
50センチは越えているでしょう。
筍としての最後の姿かもしれません。
明日から竹と呼ばれたのかもしれません。
しかし
柔らかくて美味しかったのです。
皮を剥くと中身の筍は半分位になってしまい
先の薄皮が又柔らかく、根元の方まで
ほろほろと今年の筍は遅かった分柔らかいと
巷の噂です。
   
   
   
 筍と呼べるぎりぎり今朝の丈   茜
   
  
  
夏の季語;筍

2012年5月2日水曜日

楓の花


 楓が花をつけています。
我が家のは、白くて目立たないのですが、
この楓の花は赤くてはっきりとしていました。
楓の種類は多くて何という楓なのかわかりません。
咲きながら、蘂(しべ)は落ちています。
ふわりと降ってくるものに見上げると楓だったりします。
   
   
   
   
 花楓言葉やさしく言い切らず    茜

   
   
春の季語;楓の花