2015年5月24日日曜日

つくしいばら 2


この花に惚れ込んだ理由は、
香りと、改良されていない素朴な一重咲きの花だ。
一つ二つ花が咲き始める最初はおだやかに、
満開になるとその花穂(かすい)が3,40センチにもなる豪快さ、
蕾の濃いピンクから白に変化していく様、
黄色の豊かなおしべが、蜂の来訪を受けてかき回され
黒く変わっていく様子がいい。
よほど蜂の好のみの香らしく、わんわんとその羽音が凄い。
かくして、朝夕の観察はきりもない。



 新開地の風をかわして花いばら        あかね