2015年7月22日水曜日

夏燕

 
この写真を撮ったのが7月1日だった。
我が家の玄関先に新しい泥をくわえてきて巣を作ったのだ。
もう20日も経っているというのに、雛は孵らず
燕はずっと座り続けている。
哀れ夏燕、いつまでそうして座っているのだ。
実は爪程の小さな卵の殻が一つ落ちているのを見てしまったのだよ。
黒い頭だけちょこんと出しているのを見ると、つい人の子供が覗いているような
錯覚をするではないか。



 病とて生きてればこそサングラス     あかね