時々通る小径に、ホタルブクロらしき芽がびっしりと出ていた。ここ何年も蕾を付けようとしている時に突然刈られてしまい、花をみることは無かった。この芽が育ち全部に花を付けると、どんなに贅沢な群落になるだろうと、いつも刈られるのを残念に思っていた。そこで、小さな紙に「ホタルブクロの花が咲きます。剪らないでください。オネガイシマス」と書いて立てておいた。そしてようやく花が咲いた。半分踏み倒された跡もあり、思ったより少なかったが、「刈らずに残してくれてありがとう!」 と言いたかった。
紫陽花の生け花
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