水蒸気で烟る谷間の植田
カサブランカ、合歓の木、ルピナスの丸葉、トリテリア(青)
自筆;ほたるぶくろ
庭に埋めておいたカサブランカの球根から花が咲いた。引きたたせるのは切り倒した合歓の木の「ひこばえ」だ。ルピナスの葉もいい味を出してくれる。外に咲いている時も活けている間も、それほど匂わなかったが、夕方窓を閉め切るとカサブランカの匂いが家中に充満した。昔嗅いだ匂いとは少し違い、柔らかくすぐに馴染んだ。(後日、次々と大きく開くと匂いは強くなり、ちょっと苦手かなと思った)
峡一つ植田の水にけむりけり miyo