2022年10月29日土曜日

ポツンと一枚田、櫨の実、セージ2種

久し振りに田んぼを見に行くと、一枚の田のみがポツンと、稲刈りがまだ済んでいなかった。
独断的妄想; 田んぼと老人物語」 老人は今年が最後の米作りだと思っていた。妻を亡くしてからは田畑を縮小しながら、一人で作っている。ところが、今年の田植えが終わってから体調を崩し、ろくに田んぼの世話も出来なくなった。とうとう入院する事になり、稲刈りをせねばとそれだけが気がかりだった。本当は遠くに暮らしている子供達に頼みたいところだが、老人は、彼らの生活を考えると邪魔はしたくなかった。たまに来る娘や息子の電話には、「心配要らんよ」と元気そうに答えるのだった。子供達も又、いつかゆっくりと帰りたいなあと思っているのだが、そうする事はなかった。老人は夕焼空をみると想像していた。稲刈りをする傍らに小さかった息子や娘たちが遊びながら稲を束ね、一緒に夕焼空を見上げているのだった。  おしまい


櫨紅葉と櫨の実
櫨の実の殻を絞って「木蝋」を作る。私には かぶれるから近寄らないという印象だけが強い。
今日の頂き物、おろぬき大根(間引き)、じゃがいも、さつま芋


セージ;アメジストセージ(紫)、?セージ(紺)

セージはどれも奔放に伸びて、まっすぐというのが1本もなかった。伸びる途中で切り戻しをしたが、もう1回しておくべきだった。来年は忘れずにそうしよう。


木洩れ日の大山古道櫨紅葉  miyo