2009年7月20日月曜日

いらくさ


イギリスからドイツの子供の所へ来た。
いつまでも明るい夕方、もう6時だ。
教会の鐘が鳴っている。
ピアノの練習の時間だというのに
子供達は帰ろうとしない。
兎がたくさんいるこの裏公園(家の裏にあるかららしい)
だが、暑さの為に穴に隠れてしまっている。
お話の中のピーターを探して走りまわる子供達。
兎の穴のある茂みは「いらくさ」の茂みだ。
知らずに触れて、猛烈な痒みにイラクサと気づいた。
ここらでは普通の雑草らしく、散歩道の側では
茂みを良く見かけた。
それに続いて小さな森が楽しいトンネルを作っていた。
 
イラクサの茂り巧みに子は抜ける       あかね
 (いらくさのしげりたくみにこはぬける)
噴水の止む刻鐘の鳴り響く           あかね
 (ふんすいのやむこくかねのなりひびく)