2009年11月28日土曜日

ほととぎす草


満月に「ほととぎす草」を供えて撮ってみた。
父が亡くなったのは20年前、生きていれば百歳になる。
   
生涯短歌を作り続けた父の影響は大きい。
いつも思い出すのは、夏の夕日が海に沈むのを一緒に
観ていた時のことだ。
「ああ!よかなあ!」と父はきまって叫ぶのだった。
遅くなったけれども、俳句を作っている今の私を
喜んでくれるだろう。
    
   
 父忌日最期の咳のありありと      茜
     
    (ちちきじつさいごのせきのありありと)
   
冬の季語; 咳    秋の季語; ほととぎす草