2009年12月6日日曜日

綿虫  花梨(かりん)の実


「台」というのは周囲よりも高い平らな土地。
地名の一部として用いられることが多い。
と辞書にあった。
我が家の辺りはかつて「台の上」と呼ばれていたらしい。

ある日交差点で信号を待っていると「わたむし」が目の前に現れた。
ふわふわと飛ぶ白い虫は、「ゆきむし」ともいい、
雪が舞っているかのようにもみえる。
風のない穏やかな日に現れる事が多い。
信号が変わって渡ると 一瞬の風にまかれて
見えなくなったしまった。


台と呼ぶ丘にわたむし来たりけり        あかね

  (だいとよぶおかにわたむしきたりけり)

冬の季語;わたむし   秋;かりんの実