表発句 眼前当季 結ばれて音符のごとし初みくじ 茜
脇 同上 破魔矢に乗せて天まで届け 姉
第三 雑 銀輪の高層ビル群後にして 茜
四 春 ほつほつ梅の咲き出す丘に 姉
五 春・月 ねぐらから鴉みている朧月 茜
六 春 春の潮は寄せては返す 姉
裏初句 雑 この度はヘアースタイル新しく 姉
ニ 雑・恋 指先触れることさえうれし 茜
三 雑・恋 ベネチアの赤いグラスに口づけを 姉
四 雑又は夏 熟れすぎ西瓜は溶けてしまえり 茜
五 夏 焼酎のロック飲み干し立ち上がり 姉
六 雑 矢沢永吉還暦になる 茜
七 秋・月 手ぬぐいを被る案山子に月明かり 姉
八 秋 雁の列行く宇宙ステーション 茜
九 秋 新豆腐の水が自慢の店開き 茜
十 雑 父が言の葉思いみるべし 姉
十一 春・花 花見あぐ頬にかかりし牡丹雪 姉
挙句 春 若菜摘みては目瞑りて利く 姉
連句は、まだまだ初心者の茜と、2回目の姉ですから、疵だらけだと思います。訂正をしていきたいと思っています。