2010年1月9日土曜日

連句

半歌仙「初みくじの巻」     七日 新宿御苑にて
     
表発句 眼前当季    結ばれて音符のごとし初みくじ    茜
脇    同上        破魔矢に乗せて天まで届け     姉
第三   雑       銀輪の高層ビル群後にして      茜
四    春         ほつほつ梅の咲き出す丘に     姉 
五    春・月     ねぐらから鴉みている朧月       茜
六    春         春の潮は寄せては返す        姉
     
裏初句  雑       この度はヘアースタイル新しく    姉
ニ    雑・恋       指先触れることさえうれし       茜
三    雑・恋     ベネチアの赤いグラスに口づけを   姉
四    雑又は夏     熟れすぎ西瓜は溶けてしまえり   茜
五    夏       焼酎のロック飲み干し立ち上がり   姉
六    雑         矢沢永吉還暦になる          茜
七    秋・月     手ぬぐいを被る案山子に月明かり  姉
八    秋         雁の列行く宇宙ステーション     茜
九    秋       新豆腐の水が自慢の店開き       茜
十    雑         父が言の葉思いみるべし     姉
十一   春・花    花見あぐ頬にかかりし牡丹雪     姉 
挙句   春         若菜摘みては目瞑りて利く    姉
    
連句は、まだまだ初心者の茜と、2回目の姉ですから、疵だらけだと思います。訂正をしていきたいと思っています。