2010年9月11日土曜日

葡萄ぶどう)、無花果(いちじく)



葡萄の紫が美しくて、食べかけだったが描いてみた。
上絵付けの絵の具で描き、約800度で焼き付たものです。
  
葡萄の色は何とか出せたと思いますが、やはり違うものになったようです。
みずみずしい葡萄の持つ精気というものは失せている。
薄い皮の表面に付いた白い粉のようなものは、新鮮さの
表れといってもよいものでしょう。
そんないきいきとした色は描けません。
でもケーキ皿にはちょうどいいことにしましょう。
  
無花果の葉の濃い緑が気にいっている。
果物も花も、葉の緑があってこそ美しさがあるように思う。
  
  
 一粒の気の薄れたる葡萄かな       茜
  
  (ひとつぶのきのうすれたるぶどうかな)
  
秋の季語; 葡萄(ぶどう)、無花果(いちじく)