2011年1月5日水曜日

冬田(ふゆた)


 冬の田んぼは何もない明るさだ。
稲の切り株が黄色に枯れて、
風が冷たい広々とした空間である。
数年前までは、冬田は耕やされて麦が
蒔かれていた。
今は春を待っているだけの田んぼになった。
右上の田には、どんど焼きの竹が組まれていた。
  
  
  
 雀来てすぐ飛ぶ冬田の明るさに   茜
 (すずめきてすぐとぶふゆたのあかるさに)
  
  
冬の季語;冬田