2011年4月24日日曜日

陽炎(かげろう)


 吉野ヶ里は広大な面積を持った遺跡だった。
弥生時代の竪穴住居を中心に、「クニ」と呼ばれる
集落があった。
駆け足で巡った遺跡でしたが、当時の生活を垣間
見る気がした。  幾つかの村に分かれて、
神を司る場所、支配者の住まい、織物、養蚕、酒造
倉等、よく整備されていた。
田んぼが小さく区切られて田植えを待っていた。
  
中でも、素焼きの大きな甕棺が二つ合わさり、人体
の骨が横たわっていたのが印象的だった。
もう一度ゆっくり観たい遺跡でした。
写真は見張り用の物見櫓から撮りました。
   
   
   
   
 陽炎える甕棺赤き吉野ヶ里      茜
 (かげろえるかめかんあかきよしのがり)
  
   
 春の季語;陽炎