2011年5月20日金曜日

茅花流し(つばなながし)


 この土手の花を幾度撮ったでしょうか。
今は茅(ちがや)の花穂が銀色に光っている。
風が吹くと土手に這うようになびき
その度に銀色が眩しい。
この後、絮(わた)となって飛んでいくでしょう。
  
まだ蕾のころの花は噛んでみると少し甘いらしい。
昔の子供は食べていたようですね。
水が入る前の田んぼの上に雲雀(ひばり)が
高く揚がっていました。
揚雲雀という季語があるのに、近頃はちっとも詩心
が動かないので困っています。
(この土手に咲く花→つるぼ、彼岸花、仏の座、
   茅花、仙人草、すいば、野かんぞうetc)
   
  
茅花流し歩く速さの揃いくる    茜
 (つばなながしあるくはやさのそろいくる)
   

 茅花風ピンクに透ける猫の耳       茜  
   
   
夏の季語;茅花流し(この頃に吹く風のこと)
春の季語;茅花