2011年6月30日木曜日

翡翠(かわせみ、ひすい)


    (嘴の黒い雄、 下嘴の赤いのは雌)
 翡翠(かわせみ)はしばらく動かなかった。
この川をテリトリーとして下流から上流へ
又逆方向へと飛ぶのを止めない。
その翡翠が、川の曲がり角の土手に休んでいたのだ。
大きな目には何が映っているのだろう。
一年を通して見られる鳥だが、色の涼しさから
夏の季語とされるようだ。

川幅2m、水嵩50cm程の小川をこの世と
忙しく飛び回っているのだ。
私の動体視力では追うことは出来ない。
今日はどこに出没しているだろう。
  
  
  
 翡翠の飛ぶや光となりにけり     茜
 (かわせみのとぶやひかりとなりにけり)
    
 翡翠や風も日も澄む山暮らし     茜
  
  
夏の季語;翡翠(かわせみ、ひすい)