2022年1月22日土曜日

冬夕暮れ、冬耕、芋餅、

陽は落ちて、大山の上空に黒い雲が低く垂れ込めていた。その隙間から僅かに残りの陽が見えていた。それもつかの間、雲は雨となって少しづつ地へと落ちていった。     

 この狭い田をどう耕しているのか考えてみた。小さな手押しの耕運機で、まず右の畔から入り外側の縁の方から中心へ向かって円を描くように耕し、そのまま近い畔へ抜けるのだと想像した。 アートですねえ。
ここまで書いて気がついた。足跡が無いのである。最後に後ろ向きに耕運機を引き足跡を消したのだろうか、謎のぐるぐる模様である。耕す人の美意識なのだろう。

           芋餅

鹿児島の郷土菓子。さつま芋と餅、どちらもふかして柔らかくしてから、突き混ぜるのみ。私はすりこ木で突き混ぜた。きな粉をふって出来上がり。
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  雨雲の零れんばかり冬の山 美代