2010年7月26日月曜日

燕の子、巣立ち鳥


この小鳥は何の鳥の赤ちゃんだろう。
まだ産毛のような毛だ。
近所の方が、きっと燕の子だろうと言った。
それにしても、巣は近くに見当たらないから
どこから、どうやってこの位置にまで来たのか。
  
水を近づけると少し飲んだ。
足の爪はしっかりと細い柵を掴んでいる。
しかし、眼は次第に閉じていく。
まわりは大きな鳥が飛び交い騒然としていた。
小鳥を心配しているのだろうか。
獲物として狙っているのだろうか。
   
約20分後、又見に行ってみると
もう姿は無かった。
   
   
 暮れてなお人家離れず巣立ち鳥    茜
   
  (くれてなおじんかはなれずすだちどり)
    
夏の季語; 燕の子、巣立ち鳥(春、初夏)