2023年1月9日月曜日

埋火(うずみび)、さんまの御長寿クイズ、檀の実

 元日午前中お参りしたお寺の境内に、お焚き上げの跡らしい残り火があった。土俵のように、丸く砂利で囲った真ん中にあった。



年末の恒例「さんまの御長寿クイズ2022」をたまたま観た。数年前笑って観た事もあったが、今回は笑えなかった。80歳代の御老人達に簡単な問題を出し、その珍解答が笑いを誘うという番組である。少し観て哀れで涙が出そうになったので止めた。一生懸命答えていても、正解はでてこないのだ。笑えない、まるで明日の私ではないか。私も話の途中で「アレ、あれよ」と名詞を忘れてもどかしいのだ。人の名前もすぐに出てこない。一日かかって思い出す。ふっと出てくるのだ。  人は皆年をとる。元気な人も、病弱な人も、年をとっていくのだ。せめて笑い合いながら年をとりたいと思うこの頃である。出演の御老人たちは、あっけらかんと笑っていたので、案外そんな笑いを本人たちも楽しんでいるのかもしれないと思った。


   檀(まゆみ)の実が、しぶとく下がっている。周りが枯れ一色の中、赤い実をのぞかせていた。1センチに満たない大きさだから、気をつけて観ないとわからない。「柿」のようだと言ってはいけない。「檀」なのだから。
そろそろ「どんど焼き」が始まったようだ。部落によって日にちが違う。さっそく8日にやった所もあり、近くの集落では15日だという。田んぼの真ん中にそれらしい青竹が高く組まれていた。

  埋火の赤く境内誰も居ず   miyo