2012年9月14日金曜日

紫蘇の実(しそのみ)


苦瓜の白を一本植えたお蔭で、今年の苦瓜料理は楽しくなった。
緑の苦瓜と塩麹で和えたみた。
白い苦瓜は表面のごつごつが大きく、薄く切るとレース模様のようである。
女性は毎日台所で、いかに美味しく食べるか、
五大栄養素を盛り込んいるか、老人になりかかっている身体を
元気づけられるか、一瞬のうちにそんなことが頭をめぐるのである。
(今は男性も厨房に入るので、女ばかりとは限らないが・・)
数十年もこの繰り返しで、いやになる日もあるにはあるが、
家族の為もあるけれど、自分も食べたいから作る。
生きる基本の食べる事、抗うこともないのである。




紫蘇の実や生涯姉は姉であり       茜




秋の季語;紫蘇の実 



2012年9月8日土曜日

朝顔


朝顔がはかない感じで咲いていた。
朝咲いて、すぐに萎んでしまうので花の命は短い。
しかし、洋種の朝顔は一日中咲くので、
むしろ元気よく咲いている。
花の色は、だいたい寒色系が多く、やはり朝の光の色の花が
多いようだ。暖色系はまだみた事がない。

そんな朝顔を皿に描いてみた。
上絵付け用顔料を油で滑らかになるまで練っておく。
描く時は、皿にそれを油でゆるめながら伸ばしていく。
色を薄くするも、濃くするも、伸ばし次第となる。
約800度の電気炉で焼き付けました。




朝顔の明け行く空の色ばかり        茜





秋の季語;朝顔

2012年9月1日土曜日

空蝉(うつせみ)

空蝉(うつせみ)は蝉の抜け殻です。
地下に数年生息していた蝉の幼虫は、不完全変態する昆虫
なのでサナギにはならず直接成虫になる。、
夏地上に這い出してきて背を割り皮を脱ぎ、夜の間に成虫と
なる。この蝉の抜け殻を「空蝉」という。
透けた抜け殻をみると、
足の爪先はしっかりと尖り、目の形まで残っている。
さっきまで中に柔らかい蝉がいたのか不思議な思いがする。

*友人から文に誤りがある事を指摘していただきました。
 不完全生態であるという事を書き加えました。



空蝉の命あるごと爪立てる    茜




夏の季語;空蝉

2012年8月26日日曜日

秋海棠(しゅうかいどう)


スキャナーで撮った写真です。
庭の秋海棠(しゅうかいどう)とカラミンサ。
二つとも宿根草なので、毎年咲いてくれる花だ。
秋海棠は、葉のつけねに付くムカゴが落ちて
どんどん殖え続ける。
まびかないと、この黄緑の葉でそこらじゅうが
覆われることになる。
小さな庭に何かしら咲いているので、家に活ける花は
充分まかなわれている。




 翳りても日の冷めやらず秋海棠     茜




秋の季語;秋海棠

2012年8月22日水曜日

葛の花(くずのはな)


葛の花は楚々として葉影から覗いている花姿、色は好きだが、
花の匂いは、どこかで嗅いだ化粧の匂いがして
あまり好きではない。
川原を覆い尽くすごとくに茂っている。
葛湯にする葛粉は、この根を取って作られるというが
想像がつかない。
この深い根にふくまれている物に気がついた昔の人の
知恵は計り知れないものがある。
以前、長い葛の蔓で篭を編んだことがあるが、
その蔓の中身は柔らかく、水気を含んでいたせいか、
すぐに虫に喰われてしまった。
(上絵付け用の顔料で描き約800度で焼いたものです)




葛の花石橋までの土ぼこり     茜

すれ違った化粧の匂い葛の花    茜




秋に季語;葛の花

2012年8月16日木曜日

苦瓜(にがうり)


濡れ縁の下に6株植えた「苦瓜」が緑のカーテンを
作ってくれている。
その内の一株が、白い苦瓜のようだ。
小ぶりで、表面はややふかふかした感じで、普通の
苦瓜とは少し違う。
中まで真っ白なので、薄切りにして盛ると苦瓜とは
思えないお洒落な感じ。
まずは塩麹で和えてみた。
苦さと麹の甘さが程よくマッチしている。
毎日一個づつ採って楽しんでいる。




もぎ採ると苦瓜小さき物なりし     茜



秋の季語;苦瓜

2012年8月11日土曜日

水羊羹


暑い日が続いております。
「水羊羹」をいっぱい食べたくなって作りました。
重いつぶ餡が沈み、うわずみが寒天色に分離しました。
でも味は上等です。
暑さを乗り切りましょう!

寒天棒      一本
つぶ餡の缶詰   二缶

1、寒天棒を水に浸け一晩置く。
2、浸け水をきった寒天を550グラムの水でぐつぐつ煮る。
3、つぶ餡を入れ、ひと煮立ちしたら容器に入れ
  さまして冷蔵庫へ。




雲湧きて家の静けさ水羊羹      あかね



夏の季語;水羊羹

2012年8月9日木曜日

西瓜、 とまと



約20坪の畑を借りて野菜を育てた事がある。
ほんの遊びのつもりが、苗を植えると毎日が農作業。
数種類の野菜の間を、西瓜の蔓は縦横に這い回る。
トマトの下をくぐり、とうもろこしの下を這い、
茄子の間を縫い、胡瓜に巻きついたりした。
その度に、肥料を吸って大きく育った。
たくさん入れた堆肥のお蔭で甘さは一等級。
西瓜の収穫の見極めは、実の付け根から出ている
小さな蔓。
しっぽのようにクルリと巻いているこの蔓が枯れた時が
収穫時だと教わった。
何事も、のめりこむ性格のようであります。




大地から水吸う音の西瓜かな      茜

一本の地を暗くしてトマト熟る     茜



夏の季語;西瓜(すいか)、とまと

2012年8月5日日曜日

ツルヨシ


八月七日は立秋ですね。
俳句の季語では、立秋から立冬(十一月七日頃)の
前日までを秋としています。

秋を思わせる穂が道端に出ていた。
ヨシの仲間の「ツルヨシ」ではないかという事だ。
2メートルほどの丈で、川の近くに群生していた。
ヨシとは、葦(アシ)の事だろう。
薄(すすき)とも違う穂の形が涼しげだ。
活けてみると穂の色が淡く、背景が明るくては
映えなかった。
廊下に下ろして撮ると、
白い花粉が落ち床はさらさらとした足触りとなった。



折り取りて思わぬ花粉葦の花    茜



秋の季語;葦の花

2012年8月2日木曜日

香りのリース

 
 ローズマリーが伸びすぎたので、伐ってリースを作った。
黄色のフェンネルの花を挿して。
庭に茂ってくると、通るたびにどこかが触れていい香りがする。
  
香りの良いローズマリーは、肉料理には欠かせない。
特に、鶏肉とは抜群の相性だ。
フライパンにオリーブオイルをたらし、ニンニク、ローズマリーで香りをだし、鶏を焼くと旨い!
たっぷりのローズマリーの葉がついた肉をいただくのである。

青紫蘇、タイム、バジルも庭に育て朝夕の食卓に使っている。
ちょっとした味の変化もまた元気が出る。
  

 
  
  
 朝涼の庭ひとまわりハーブの香    茜
 (あさすずのにわひとまわりはーぶのか)
  
  
夏の季語;朝涼(あさすず)
  
  
 

2012年7月29日日曜日


かつて子供達を養う為に、父も母も若くて
田畑に毎日出ていた時があったのだろう。
その子供達も独立して街へ行ってしまったのだろうか。
この道の奥には、賑やかな人声と生活が
あったに違いない。
二本の道は車の轍の跡か、その昔は馬車も通った
かもしれない。
思わず誘われるように、この小道へ入ってしまった。
草に埋もれてしまった庭は夏の日差しに
あえいでいるかのようだった。




まぼろしや芭蕉くぐれば父の声    茜




秋の季語;芭蕉

2012年7月25日水曜日

紫蘇(しそ)ジュース


今夏二回目の紫蘇ジュースを作った。
出盛りの紫蘇は、量、色共に豊かである。
家人が珍しく文句を言わず飲むので、又
作る事になった。
我が家用には、砂糖控えめ、お酢たっぷり。
お客様用には程よき甘さが必要。
沸騰した湯に紫蘇を入れ、煮てから取り出し
砂糖を入れひと煮立ちして、酢を加える。
使ったミッカン酢の瓶に、ジュースをもどして
保存する。
写真後方の瓶は紫蘇ジュース原液です。
夕方の散歩の終わりにこのジュースが待っている。

(我が家用: 水で10~20倍に割って飲みます
すっぱいですよ) 
紫蘇    1束
砂糖    2カップ
水     1リットル
酢     500CC 



我等いま一病息災紫蘇ジュース      茜




夏の季語;紫蘇

2012年7月22日日曜日

羅(うすもの)、絽(ろ)


絽の着物から仕立てたワンピースです。
なるたけカーブの裁ち方をしない為に
袖は身頃から続けて筒袖にしました。
その下も布を横に三段使い、だんだん広くして、
裾広がりにしてみました。
カーブに裁ったのは、襟ぐりと袖下だけです。

案外しっかりとした硬い生地で、ピンと張りがあり
体に添うという感覚はありません。
風が、布と身体の間に一つ入っている感じ。
絹糸を重ねて強く撚る(よる)為にその張りが
出てくるそうです。




羅の百年を経し墨の色      茜 

羅の手触り母の座り胼胝     茜
(うすもののてざわりははのすわりだこ) 



夏の季語;羅(うすもの)

2012年7月18日水曜日

姫檜扇水仙(ひめひおうぎすいせん)


アヤメ科、葉の付き方が檜扇(ひおうぎ)の様で、
根は水仙のような球根である事からその名があるという。
この花を乾燥させ湯に浸すとサフランの香りがするという。
サフランはヨーロッパではその香りと色で魚料理等に
使われるなじみの深いスパイスです。

友人がたくさん咲きすぎたと持って来てくださった。
オレンジ系と赤が混じっている。
お盆にかけて咲く元気のでるような色合いが素敵だ。
   
   

2012年7月14日土曜日

褪せた紫陽花


家に帰ってみると、外の草花が思いの他茂っていた。
豪雨のニュースがしきりに聞こえてくる。
少し剪定して庭掃除をしてから
色あせた紫陽花、
ルリタマアザミの青、
フェンネルの花の黄色、
紫蘭の葉、
を花瓶に生けてみた。
庭に咲く草花で間に合わせている。
紫陽花が、葉の色の緑色へ変わっていくのが不思議な
気がする。



紫陽花の色褪せてまだ雨の中     茜



夏の季語;紫陽花

2012年7月13日金曜日

路面電車



鹿児島市の路面電車です。
市街を走っている路面電車のレールの間は
「緑」の芝生で覆われていて、
柔らかそうな芝とその緑色は、街の中のオアシスの
ようです。
1912年(大正元年)から運行されているというから
もう100年の歴史があります。
桜島の噴火で、風向きによっては市街に灰が降って
くるため窓の開ける必要のない冷房車が、
全国に先駆けて昭和56年には登場しています。
市民の足となっている市電の運賃は一律
大人 160円
小人  80円

この天文館通りはちがう樹でしたが、
どの道路も街路樹の楠が10メートルはあろうかという
高さで若葉の枝を広げていました。
電線を埋設している為、切り詰められる事も
なくのびのびとして気持ち良い街でした。



 大空に楠若葉あり電車来る      茜



夏の季語;楠若葉

2012年7月4日水曜日

箱庭


小学校のひっそりとした裏門にあった。
きれいに小石で縁どられた苔のかたまり。
苔はどこにでもある「ホソバシラガゴケ」のようだ。
投げ捨てられた苔の山に
誰かが小石で飾ったものだろう。
良く見ると、苔の一つの塊りが丘にみえないだろうか。
起伏のある大小の丘や山。
子供達は、想像するに違いない。
夏の季語に「箱庭」という自然を模して作られた庭が
あるが、これもそれに類すると思う。



箱庭の谷に倒木雨止まぬ     茜



夏の季語;箱庭

2012年6月28日木曜日

一本植えと不耕起栽培



一本植えの水田は、10センチになった頃、苗を一本
づつ植えていく。(現在は30センチ位)
8月頃の分けつ(稲の株分かれ)は凄まじい。
この一本の株が握れない程の太さに育っていく。
種籾も少なくて済むこの植え方に憧れている人
もいるという。

上の写真右が、不耕起栽培の水田、
写真左が、普通の水田。
不耕起栽培の田は、一度も耕さない田の事で水を張った
だけの水田に、じかに種籾を蒔いている。

水の張られた水田では,水田に残っている藁くずや
イネ株の分解が進み、分解残留物は春にサヤミドロの
栄養源となる。サヤミドロは稲作中に堆肥の代わりと
なり、ほとんど肥料をやらなくても水田耕作が可能と
なる。手間が省けるのが特徴だ。
この二つの田を比較すると、不耕起栽培の方はもう
株が青々と逞しい。収穫も多いそうだ。

散歩の途中で見る田にもいろいろある。
成長を見守るのが楽しみです。

2012年6月24日日曜日

十薬(じゅうやく),ドクダミ



十薬はどくだみの事です。
草叢に白く光るように咲いているドクダミは、
独特の匂いが特徴である。
庭の草取りをしていても、必ず混じっている草だ。
強い匂いは子供の頃は好きではなかったが、
齢をとってくると、花の白さと相まって清々しい
香りに感じるようになった。
白い十字の花、ハート型の葉で今では好きな草花となっている。
皿に上絵具で描き約800度で焼成しました。  



十薬の匂い親しくなる齢    茜



夏の季語;十薬

2012年6月21日木曜日

藜 (アカザ)



 アカザの杖としてよく知られているが、実際の杖をまだ
見た事はない。草の茎だから軽いだろうとは想像している。
畑の一隅に茂っていたが、土の改良(?)なのか、
あるいは他の目的で栽培しているのだろうか。
葉の表面は粉がついたような感じ。
秋の真っ赤に色づいた葉も楽しみだ。

 アカザのミニ知識(PC内で集めました)
 ・ 茎は直立して2メートル程になり、径は3センチ程で硬い。
 ・ アカザは好窒素植物で、エンバクの3倍も窒素を吸収する。
 ・ アカザやシロザはビタミン類が豊富で、かつては若葉を
   よく食べたが、今では同科のホウレンソウなどの普及に
   よりほとんど食べられなくなった。
 ・ 食べると湿疹など中毒を起こす人がいる。
 ・ 第二次世界大戦中は救荒植物として栽培された。




 うっすらと紅吹くアカザ雨弾く    茜
  
  

夏の季語;アカザ

2012年6月16日土曜日

紫陽花(あじさい)



紫陽花をガラスの大皿へ浮かべてみました。
星形の小さな花はアルペンブルー、ローズマリーを
周りに置いて。
この時期の紫陽花はまだ淡い色が多いのですが、七変化と
いわれるように少しづつ色を変えていく。
我狭庭にも、いま水色、白、ピンクと咲いていますが、
どんな色へ変化していくのか楽しみにしています。
今日は一日雨となりました。



紫陽花の垂るるばかりや雨明かり   茜



夏の季語;紫陽花  




2012年6月13日水曜日

らっきょう



約二時間かかって「らっきょう」を漬けました。
まず泥をザブザブと洗い流し、
髭根と茎の部分を切り落とし、
外皮をつるりと剥き、
きれいに洗い上げ、
熱湯をサッと廻しかけて乾かす。
写真は風に当てて乾かしている所です。
今は、らっきょう酢なるものが売られているので
楽になりました。






夏の季語;らっきょう

2012年6月11日月曜日

蛍袋



キャセロールの器に「蛍袋」を上絵具で描き800度で
焼成したものです。
周りに、庭に咲く「夏薊」「ホウチャクソウ」「ねこじゃらし」
「ドクダミ」「あかまんま」「露草」なども添えて。
蛍袋は、淡紅紫色から白色まであり、濃紫の斑点がある
釣鐘状の花である。
その時期になると必ず咲くから、ありがたく感心してしまう。
灯りのような花だといつも思う。





夏の季語;蛍袋

2012年6月7日木曜日

岩魚



お昼が過ぎた頃、久しぶりに釣りに行く事になった。
目的地は例の秘密の川である。
渓流を覗き込みながら進むとすぐにニジマスが釣れた。
一年ぶりでも名人の勘は冴えていた!
場所を変えて、今度は岩魚が。
岩魚を釣りあげてびっくり。
口から青蛙の足がのぞいていたのだ。
獰猛とは聞いていた。今までバッタ、蝶、蟹、小魚等を
飲み込んでいた事があるが、蛙は初めてだ。
それを咥えながらもエサに食いついてきたのだ。
動物の世界は過酷です。 
体長29センチの大物、大満足の釣果だった。

写真上ニジマス。下が岩魚。山蕗の葉に載せて。





草むらに放りて跳ねる岩魚かな    茜 



夏の季語;岩魚

2012年6月5日火曜日

花菖蒲



田植えがそろそろ始まっていた。
水を張った田んぼから順に、当たり前だが植えられている。
植えられた早苗の弱々しい事。
勢いよく流れている水路から工夫して田へ水を
引き込んでいる。
水が直接早苗に当たらないようにしているのだ。
この田んぼには、水を引き込む穴に板を立てて
横に散らすようにしていた。
いつの頃からか、菖蒲も咲き始めていた。
風の強い日で、この花菖蒲は幾度も真横に倒される程
傾いたが、すぐに真っ直ぐに立ち直っていた。
根を留める泥の柔らかさと、菖蒲の強さだろう。
(花菖蒲ですよね・・・)
  
・・・と書きましたが、もう一度確かめてきましたら、
花弁の基部が白い目型模様になっていましたので
カキツバタのようです。



花菖蒲田に吹く風を受け止めて   茜



夏の季語;花菖蒲  

2012年6月3日日曜日

スイバ と ギシギシ


 写真手前の黄色味がかったのが「スイバ」です。
わりと姿はすっきりとしている。
(酸い葉)の意味、別名スカンポと呼ばれている。

後の緑が濃い方が「ギシギシ」です。
その名の由来は果実がぎしぎし詰まっているからとか
言われている。

どちらも茎や葉のシュウ酸を含む酸味があり
スイバもギシギシも薬用にも食用にもなるという。
ヨーロッパ原産の帰化植物。
ヨーロッパの庭園に花として植えられているのを
写真で見たことがあるのは頷ける話だ。

2012年5月30日水曜日

青胡桃


 鬼胡桃を庭に捨てたのが去年の11月だっただろう。
いつの間にか丈50センチ程に、伸びていた。
この胡桃の栄養分だけで、どれだけ伸びるのだろうか。
引き抜いても、種から出た幼木はしっかりと立っている。
りっぱな胡桃の葉をつけた幼木は、可愛そうだけど庭に置いて置く訳にはいかず引き抜いた。
今朝、テレビで胡桃やアーモンド等のナッツ類の良さを説明していた。
川のふちの青胡桃の樹は今年も実をつけるだろうか。




夏の季語;青胡桃

2012年5月26日土曜日

田水張る


ようやく田んぼに水が入り始めた。
いっせいにという訳ではない。あちらこちらと順番があるように見える。
又、全部の田が一度に水を引くと、すぐに途中で途絶えてしまうだろう。
水は、よく耕された土に吸われながら田を覆っていった。
半日か一日かけて満たされていくようだ。



ゆっくりと潮満ちるごと田水張る    茜



夏の季語;田水張る

2012年5月24日木曜日

ノビル


春先から長い葉を出していたが、このところ
土手にたくさんの白い三角帽子が立っている。
草丈50センチにもなり、
花茎の先に「むかご」をつけているようだ。
(写真上の方の小さな白い三角です)

ノビルは初夏に花茎を出して頂端に花をつける。
花には2つの形態があり、花を付け、その後にむかごを作るものと、花を形成せず、むかごだけをつくるものがある。
花を付けるものは少なく、花後に形成するむかごも数が少ない。
収穫したノビルは、小さな「むかご」のようで、それを撒き散らして繁殖するようには見えなかった。
少し硬くなっている球根は、味噌をつけていただいた。
友人は長いノビルの花茎を花瓶に生けたそうだ。




強固なるノビルの花茎夏兆す   茜



春の季語;ノビル  



2012年5月21日月曜日

小判草



小判草と姫小判草です。
姫小判草は別名「鈴茅(すずがや)」。

「小判草」は時間とともに黄金色になり、
名前の由来そのものです。

「姫小判草」は、小さく目立たない草ですが、
風に揺れて鈴をふるように見えます。
何気ない道端の草の美しさです。



さりげなく風の揺らせる小判草   茜


夏の季語;小判草 


2012年5月19日土曜日

ひょんの実  3


ひょんの実です。
先日の葉の虫瘤が、もう成長してこんなに
りっぱに(!)実になっていました。
葉と同じ色で、容易に見分けはつきませんが、
頑張って目を凝らすとやっとわかりました。
すると、
ここにも、あそこにもと、たくさん見つけました。
勿論、穴はまだ開いておらず
木質化してもいませんでした。
秋になるころには、堅く木質化して、幹の色と
同じになるのでしょう。

試しに一つ割ってみると、中は全くの空洞で
内側には、張り付いている小さな2ミリくらいの
白い虫が4、5匹居ただけでした。
風船のような感じでした。・・以上報告




2012年5月16日水曜日

ホワイトアスパラガス


白アスパラガスが、ドイツから届きました。
ドイツでは今が旬のアスパラガスです。
お皿の大きさが直径25センチですから、その長さがわかるでしょう。
太さも直径3センチ程ありました。

硬い皮をピーラーで剥き、お湯にその皮ごと入れて、
塩   一つまみ
砂糖  一つまみ
レモン ひと絞り
を入れて沸騰してから5分茹で、
冷めるまでそのままにしておきます。

皿の上で切り分けて頂きます。
たっぷりのスープごと食べているような美味しさ。
特別なソースは要らない味、
いくらでも食べられるようでした。

2012年5月13日日曜日

キングサリ


別名「黄花藤」ともいいます。
ヨーロッパ原産で、明治時代に渡来したようです。

我が家の庭にアーチ型を作って咲いている。
下を通るとよい香りがして、ミツバチが来ていた。
一房は25~30センチほどあり、毎年増えて
いるようだ。


春の季語;藤

2012年5月10日木曜日

ひょんの葉


これは蚊母樹(イスノキ)の葉です。
先日、ひょんの実を載せましたが、これが葉です。
この葉に、アブラムシがもう巣食い始めたのでしょう。
瘤になっています。
秋 これが大きくなって「ひょんの実」になるのです。
この生垣をみると、たくさん瘤がみえましたから、
いったい幾つの「ひょんの実」が出来るのでしょう。
一見、病気になった葉、気持ち悪い葉と思われる方も
いらっしゃるかもしれませんが、
自然とは、そんなものです。
動植物の生存競争の社会ですから。




夏の季語;若葉

2012年5月6日日曜日

筍(たけのこ)


大きな筍を頂きました。
50センチは越えているでしょう。
筍としての最後の姿かもしれません。
明日から竹と呼ばれたのかもしれません。
しかし
柔らかくて美味しかったのです。
皮を剥くと中身の筍は半分位になってしまい
先の薄皮が又柔らかく、根元の方まで
ほろほろと今年の筍は遅かった分柔らかいと
巷の噂です。
   
   
   
 筍と呼べるぎりぎり今朝の丈   茜
   
  
  
夏の季語;筍

2012年5月2日水曜日

楓の花


 楓が花をつけています。
我が家のは、白くて目立たないのですが、
この楓の花は赤くてはっきりとしていました。
楓の種類は多くて何という楓なのかわかりません。
咲きながら、蘂(しべ)は落ちています。
ふわりと降ってくるものに見上げると楓だったりします。
   
   
   
   
 花楓言葉やさしく言い切らず    茜

   
   
春の季語;楓の花

2012年4月29日日曜日

木瓜(ぼけ)の花


 青胡桃の樹の下に寄り添うように「木瓜の花」が咲いていた。
1メートル位の低い潅木に咲く白い花は何だろうと近づいて
その棘の長さに、初めて木瓜の花とわかった。
この狭い空き地は、その昔畑だったのかもしれない。
持ち主が植えたものだろう。
下を流れる疎水のクレソンにも白い花が咲いていた。
   
   
   
  
 水音の力を増せり木瓜の花    茜
  
  
春の季語;木瓜の花

2012年4月27日金曜日

通草(あけび)の花



 「あけび」の花が咲いていた。
顔を近づけると、ほのかな良い香りがした。
秋に紫の実になり、熟すと中の白い果肉が美味。
蔓は細くしなやかで籠細工等に使われる。
一度庭に出てきたあけびの蔓で、小さな籠を編んだ事がある。
若い蔓は、数メートル伐っても、太さがほとんど変わらないから良いのだと思う。
実は生らなかったけど、何故かはわからない。
雄雌異株なのだろうか。
雨がしとしと降り続いているが、季語でいうと「菜種梅雨」というのだろう。
   
蘂が伸びた写真を追加しました。
   
   
   
   
 花通草二人暮らしの傘を干す    茜
 (はなあけびふたりぐらしのかさをほす)   
   
   
 
春の季語;通草の花

2012年4月22日日曜日

土筆


 土筆は、もう胞子も吐き尽くして終わろうとしている。
畦にたくさん出ている土筆の後は、スギナが
でてくるのだろう。
スギナはシダ植物の一種で、花は咲かせず胞子によって増える。
そのスギナの胞子をつける特別な茎が春先に芽生える土筆なのだそうだ。
土筆とスギナの関係、知っているようで
知らない事でした。
   
   
  
  
 夕映えを仰ぎ土筆を踏みにけり    茜
   
   
   
   
春の季語;土筆

2012年4月18日水曜日

スノーフレーク


 和名「鈴蘭水仙」という。
ヒガンバナ科、花言葉は「皆をひきつける魅力」だそうだ。
今年は少し遅れたけれど、チューリップと一緒に庭の隅にワッと咲いている。
似た花に「スノードロップ」がありますが、
こちらは花弁が開いている。
どちらも愛らしい花達である。
   
     
   
   
 スノーフレークかすかに鈴の音をもらす  茜



季語なし

2012年4月15日日曜日

水芭蕉

   

水芭蕉は夏の季語ですが、箱根の湿生花園の水芭蕉は今が盛りだ。
まだ日差も柔らかで、木の影はうすうすとして
いる。
外輪山に囲まれて、箱根湖の傍にあるこの花園
は広い湿地の中にある。
湧き出した水は草地を流れ、流れが集まると
そこに水芭蕉が咲いていた。
里芋科の多年草、白い花弁に見えるのは
仏炎苞と呼ばれる部分で、花はその中心の
黄色い棒のような花軸につきます。
大きい葉が芭蕉に似ていることから
この名があります。(今年の写真ではありません
   
   
   
  
 木道の幾折れもして水芭蕉   茜
   
    
  
夏の季語;水芭蕉 
    

2012年4月13日金曜日

トウダイグサ

 燈台草は、道端でよく見る草花である。 葉は椀状で、その中に黄色い花がある様が、燈火の皿に見立てて和名がある。 摘み取ると、茎から白い乳液を出した。 この草も全部にわたり有毒であるようだ。 道端の草にも毒があるのは案外多く、うっかりさわれない。 以前は名も知らない草に気を許してしまい、良く摘み取ったり触れたりしていたが、最近は用心するようになった。 それにしても、草花は美しいのでただ通り過ぎる訳にはいかない。

2012年4月9日月曜日

土佐水木(とさみずき)


 土佐水木の花は、魚のうろこ状に花が重なり
下がって咲く。
この花と似ているのに、「日向水木」があるが、
こちらは花数が少なめに下がっている。
どちらも黄色で間違いやすい。

写真を撮っていると、「ケンケーン」と雉の
強い鳴き声が聞こえた。
今年もそんな季節になったのかと、すっかり
春めいた小道を歩いた。
  
   
  
 雉啼いて谷戸の草木を目覚めさす    茜
   
   
  
春の季語;雉

2012年4月5日木曜日

馬酔木(あせび)の花


 馬酔木は、つつじ科の常葉低木。
壷状の花を房のように垂れる。
近づくと甘い香りがした。
夕暮れ時の桜がほつほつ咲き始めた公園の一角に、明かりのように咲いていた。
牛馬が食べると痺れたように酔ってしまうので
この名がついたという。
    
   
    
俯いてどこか頑な花馬酔木   茜
 (うつむいてどこかかたくなはなあしび)
   
     
春の季語;馬酔木(あせび、あしび)

2012年4月2日月曜日

三椏(みつまた)の花


 三椏は、ジンチョウゲ科の落葉低木で中国原産。
2メートル位の木の葉が出る前の三叉に分かれた
枝先に咲く。木の皮は紙の原料としても知られている。
これは「アカバナミツマタ」、通りがかりの庭に咲いていた。
空が少し暗い夕方、風が吹き荒れていた。
春疾風(はるはやて)という言葉がぴったりだった。
   
   
   
   
 三椏や校庭を来る風強し     茜
  
  
春の季語;三椏